JavaCC のインストール(Linux)

JavaCC のインストール (Linux) (Mac OS X へのインストールはこちら)

JavaCC とは

JavaCC (Java Compiler Compiler) は再帰下降型構文解析を行う Java プログラムを生成する構文解析部生成器 (parser generator) です。 JavaCC はマイクロ構文規則およびマクロ構文規則を記述したソースコードから構文解析器を生成します。


JavaCC のインストール (Linux)

JavaCCのインストールは、javacc-5.0.tar.gz を展開しシンボリックリンクを張るだけです。

まず javacc-5.0.tar.gz を適当なディレクトリにダウンロードします。 以下では /home/info/download にダウンロードしたとします。ダウンロードが終われば端末上で以下のコマンドを入力してください。

$ su
# cd /usr/local/src
# cp /home/info/download/javacc-5.0.tar.gz .
# tar xvfz javacc-5.0.tar.gz
# cd /usr/local/bin
# ln -s /usr/local/src/javacc-5.0/bin/javacc javacc
# exit
$

インストールが完了していれば、端末から javacc と入力すれば Usage メッセージが出力されます。

$ javacc
Java Compiler Compiler Version 5.0 (Parser Generator)

Usage:
    javacc option-settings input file

     :
     :

javacc コマンドで起動しない場合は、/usr/local/bin にパスが通っていない可能性があります。 その場合は絶対パスで起動してみてください。

$ /usr/local/bin/javacc

注意

このページで配布している javacc-5.0.tar.gz に含まれる javacc ファイル(javacc-5.0/bin/javacc)は、 /usr/local/src に置くことを想定して一部書き換えています。 /usr/local/src 以外に置く場合や JavaCC から最新版をダウンロードした場合は、 javacc ファイルを書き換えてください。なお、 javacc-5.0/bin/javacc.org が javaCC からダウンロードした オリジナルのファイルです。

ファイルを書き換える場合は、emacs 等のエディタで javacc ファイルを開き、 ファイルの中身を以下のように書き換えます。(書き換える前にバックアップを取って置いてください。)

#!/bin/sh
CLASSPATH='/usr/local/src/javacc-5.0/bin/lib/javacc.jar'
export CLASSPATH
java javacc "$@

/usr/local/src 以外のディレクトリに置く場合は上記の CLASSPASS 部分をそのディレクトリに書き換えてください。


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